美しきZum Steel

先日、 Marlenのペダルスティールギターを手放した。下取りに出して、一台のスティールギターを購入した。

Marlenを売却したお金の倍ぐらいのお金を追加で支払い、Zum Steelの美しいペダルスティールギターを手にいれた。E9のシングルネック謂わゆるSD−10である。シースルーレッドのバーズアイメイプルボディーが美しい。

目下、ユニバーサルチューニングの FuzzyとこのZum Steelで練習している。

とても難しい楽器であることには変わりないのではあるが、外観が美しく、音も好みなので、練習に飽きることがない。とは言っても、それほどじっくりと練習しているわけではないけれど。

週末に時間ができたら、無駄な買い物なんかはしないで、じっくりと楽器を練習でもしようかな。

あぁ、今週末は仕事だった。

さよならMarlen

MarlenのS−10、ペダルスティールギターを売却した。

勿体ないことにあまり弾いていなかった。楽器に申し訳ない。Marlenはわたしにとって初めての本格的なペダルスチールギターだった。ウォルナットマイカのボディーが渋かった。

結構いい金額で売れた。それだけでも嬉しい。

Marlenといえば、かの Speedy Westが晩年愛用していた。もっとも、Speedy Westのことだから、レギュラーのE9/C6セットアップではなかっただろうけれど、なかなかあれはあれでカッコイイギターだった。

いつだったか、職場でアメリカの関係会社の人に、最近何をしているか、ギターは練習しているのかを聞かれ、最近は専らペダルスティールギターばかり練習している(練習していた時もあった)と答えたら、

ペダルスティールギターっていうのは、とても難しい楽器だけれど、マスターしたところで女の子に追い掛けられるような類いの楽器ではないな。

と言われた。

彼は、カントリーのバンドを組んでいて、メンバーにはペダルスティールプレーヤーも居たから、決して馬鹿にして行ったわけではないだろうけれど、本当に彼の言う通り、難しい楽器であることは確かだが、上達したからってモテるようになるような楽器ではない。

むしろ、なんだか椅子に座って弾く楽器なので、「暗い」。それに、とてつもなく重い。この楽器を持って移動していると、なぜ自分はこんな因果な楽器を弾くようになったのかと思えてくる。

そもそも、ペダルスティールギターを弾くようになったのは、カントリーのバンドのリーダーがペダルスティールプレーヤーだったからなのだ。彼が奏でるペダルスティールの音は、ギターでは全く真似できなくて、複雑なコードをいとも簡単に鳴らしていて、かっこよかった。リーダーはもともとハワイアンの人だから、C6ネックを魔法のように鳴らすことができるのだ。

カントリーを奏でる際にペダルスティールギターから出てくる、ジャジーなコードに憧れたものだ。

ジャジーなコードはC6ネックの専売特許のように思われているかもしれないが、ロイド・グリーンなんかは、E9のネックでいとも簡単にジャズのフレーズやコードを鳴らしている。やっぱり楽器ではなく、腕の問題なんだろうな。

E9のペダルスティールギターはシンプルなようでいて、なかなかこれで奥深い。奏法を身につけるのが難しいことには変わりないが、C6よりも直感的に弾くことができそうな気持ちにさせてくれる。

私が持っていた Marlenの楽器はE9のシングルネックの楽器だった。プロでも使えるクオリティーの楽器で、ニーレバーは4本付いていた。ネックはアルミニウムで、その長いサスティーンは、それまで使っていたEmmonsのエントリーモデルとは一線を画していた。(Emmonsもなかなか良い音がするけれど)

この楽器で世界を変えてやるんだという勇ましい気持ちにさせてくれる楽器だった。

このMarlenの楽器をなぜ売却したかは、後日レポートします。

古の栄光たちHamer USAとPeavey Vintage

私は、ギターも最近はほとんど弾くことがなく、ただ眺めているだけである。

先ほど、きまぐれにギターを弾こうと持ってみたが、左手の力が弱くなってしまったのか、コードをおさえるのがやっとで、チョーキングができなくなっていた。ピッチがきちんと上がらないのだ。

そういえば、最近は楽器に触るというとペダルスチールばかりで、ギターはほとんど触っていなかった。仕方ないことである。

書斎に今はHamer USAの古の名器 Sunburstがあるのだが、このギターはミディアムスケール(ギブソンスケール)なので比較的弾きやすい方のはずなのだがこの体たらくである。そのうちコードすら押さえられなくなるだろう。これではいかんな。

アンプは、70年代の Peavey Vintageというアンプを置いている。これも、古の名器で100ワットのチューブアンプである。プリアンプはソリッドステートで、歪ませると邪悪な音がする。さすがは Peaveyである。フェンダーのアンプとはわけが違う。

私が中学生の時、父にギターアンプを買ってもらった。Peaveyのクラシックというアンプである。確か15Wだったと思う。それを購入してもらった際に、フェンダーの5Wアンプと大いに迷った。しかし、フェンダーの方は値段が1.5倍ぐらいしたのではないかと思う。なので、実質迷うも何も始めからPeavey一択だったのだろうが、それでも幼心に(幼くもないのだが)大いに迷ったきがする。

お店の人にPeaveyと Fenderで迷っているんです。と伝えると、Peaveyの方の歪みはFenderのような歪みではないですよ。と言われたのを覚えている。私は歪ませる予定はなかったので、そんなことどうでもいいと思い、結果として安くて大きな音がする Peaveyを父親に買ってもらった。

正解だった。

大人になって(それもかなりおっさんになってから)フェンダーのアンプも数台購入したが、フェンダーのアンプは育ちが良い音がするので、上手い人にはいいのかもしれないが私のような人間には、Peaveyの邪悪な音の方が合っているのかもしれない。

何と言っても、このHamerのようななんとなくやんちゃなエレキギターをつないで弾くには、Peaveyの歪みの方が合っているような気がする。いや、実のところフェンダーにつないでもいい音はするのだが、Peaveyの方が時代考証的に正しいような気がする。

この78年製のHamerはヘビーメタルの出始めの時代に作られたのだ。まだ世の中に今のようなバリバリに歪むハイゲインアンプはなかったけれど、フェンダーのような奥ゆかしいサウンドも時代遅れになっていた頃のものである。同世代の楽器同士で鳴らすと、それっぽい音になる。

それっぽい音になったからといって、それで何を弾くというわけでもないのだが。

バッチリ調整から上がってきたFuzzy

先日、Fuzzyさんのペダルスチールを手に入れた話を書いた。少し自分でも見てみたが、色々とガタがきているだけでなく、どういう機構になっているのか、9番目のペダルは何に使うのか、ちっともわからなかったのと、ニーレバーの位置が使いづらかったこともあり、Fuzzy Pedal Steel Guitar Productsに調整をお願いすることにした。

結構な費用はかかってしまったが、ニーレバーを3つ増設してもらい、ニーレバーとペダルの位置をずらすという大手術をした上で、調整してもらい、楽器が出来上がってきた。

この楽器も、新品で買うとなると今となっては$4,500以上するのである。今の日本円になおすと、約65万円!!まあまあ高級楽器である。当時だって新品で40〜50万円ぐらいはしたであろうか。そこそこな高級楽器である。それを新品同様に調整した代金だと思えば、あの結構な費用も仕方ないかと思う。

Fuzzyさんは世界中からきているオーダーの新作楽器製作の忙しい間を縫って、なんとか短期間で調整してくれた。

楽器のセットアップ(Copedent)は現在メインで使っている同じくFuzzyのスチールギターと同じにしてもらった。それに追加して、この楽器にはE9からB6チューニングへの切り替えレバーと、全く使い道がわからないフランクリンペダルが加わっている。

フランクリンペダルはせっかく9本ペダルの楽器だからということで、8本ペダルにするのも勿体無いので残してもらったが、実のところ全く使い方はわからない。まあ、仕方ないので、まずは他の8つのペダルの使い道を解読した後に使い道を勉強しようと思う。

こういう、自分でいじれない楽器については、やはり国産は心配がない。これが輸入品のペダルスチールだったら、修理できる人は探せたとしても、オリジナルのパーツがない。その点、Fuzzyさんはいつでも相談に乗ってくれる。エモンズとかショーバッドのパーツはある程度汎用性もあるので、頑張れば自分で治せなくもないが、パーツの手配を考えると、やはり藤井さんの楽器に勝るものはない。

あと、輸入物の楽器は日本人の体格に合っていないという欠点もある。私自身、輸入物の楽器も持ってはいるのだが、やはりちょっと楽器の高さが高すぎる。あれはあれで乱暴な音がしていい楽器ではあるのだが、普段弾くとなると、ちょっと改造せねばならない。なかなか難しい世界なのである。

それでも、一番の問題は、この楽器をまだ全然習得できていないということだな。

とりあえず、日々スケールの練習と、簡単な練習曲をやっております。早くバンドで弾けるぐらいになりたいなぁ。

Fuzzyさーん!助けてー!

私は、Pedal Steel Guitarという楽器が好きだ。とても好きだ。

好きは好きなのだが、その奏法たるや全然習得できていない。なんせ難しい楽器なのである。難しい代わりに、いろいろなコードを鳴らせたりするので、是非とも奏法を習得したい楽器なのである。

6月にFuzzy Steel Guitar Productsの工房にお邪魔して、一台中古の楽器を購入させていただいた。ユニバーサルチューニングの12弦の楽器である。ニーレバーが縦型も合わせると7本付いているほぼフル装備の楽器である。

この楽器にとても満足している。満足どころか、全然使いこなせていない。B6の部分が全然理解できていない。

そこに来て、もう一台Fuzzyの楽器が手元にやってきた。これについて言えば、そもそもペダルが9つも付いているのに、ニーレバーが4本という変則的なセットアップである。しかも、ニーレバーの位置もよく分からない場所に付いている。

とりあえずチューニングしてみたのだけれど、これがまた、どうなっているのかさっぱりわからない。完全にお手上げである。とりあえず、ニーレバーの位置が使いづらいので、移動したいと思っている。もう少し1番ペダル側に移動したい。

一体、前のオーナーはどうやって使っていたのか。

ちっともわからない。

ちっともわからないので、Fuzzy Steel Guitar Productsにもう一度頭を下げて、この楽器を調整してもらおうかと思っている。縦型のニーレバーとB6用のニーレバーを計3本造設できればベストなのだが、結構高くつくと思われる。

どうしたものか。

Fuzzyの楽器はそのメカニズムだけでなく、音も素晴らしい。大満足であるからこそ、この楽器も弾ける状態に持っていきたい。

藤井様、なんとかお願い申し上げます。

ずっと調子の悪かったLeslieがなんとなくなおった

ハモンドB3オルガンというのは、オルガン本体だけでは全く音が出なく、必ずLeslieスピーカーがセットでなければいけない。そもそもLeslieにつなぐ以外の音を出す方法がない。

厄介なもので、古いB3はその型式によって外部につなぐソケットも違い、現行機種のLeslieにつなぐためには専用のケーブルを繋がなければならないらしい。これは、人に聞いた話なので本当かどうかはわからない。なんせ、今まで本物のB3をじっくり見たのは、自宅にある一台だけなのだから。

私のB3は、ひとから借りているのだけれど、まあ、馬鹿でかくて重い。ろくに演奏できないのにこれを自宅に置いておこうというのは、我ながら酔狂というか、ちょっと困ったもんである。その上、内部の構造もよく知らないので、壊れてしまったら直しようがない。だから、時々オイルを注したりして、気遣ってはいる。

しかしながら、やっぱり年代物なので、いろいろなところが調子悪くなってくる。なんせ、倉庫に10年以上放って置かれていた楽器なので、いろいろな不具合が出てきても仕方ない。

私の家に初めて入れたときには、果たして音がきちんと出るのか、はたまた巨大なゴミを預かってしまったかもわからないでいた。ためしにスタートモーターを回してみると、なんとか回るには回ったのだが、内部の歯車がキシキシいって、モーターの音がグワングワンいってしまい、楽器というよりも耕運機のようなおとが出ていた。鍵盤の接触も悪かったらしく、ところどころに音の出ない鍵盤すらあった。

しかし、私は運が良かったのか、オイルを一通り注して、鍵盤を何度も押しているうちに、きちんと440Hzで音が出るようになった。冬場には調子が悪くなったりはするが、なんとなくこの楽器との付き合い方もわかってきた。どの鍵盤もドローバーもなんとなくきちんと音が出るように、機能するようになった。

それでも、いままでずうっと気になっていることがあった。

それはLeslieスピーカーの上の方のスピーカーホーンの高速回転が回らないことであった。手元のスイッチでTremoloにしても、上だけ止まってしまう。ゆっくり回転は回るのだが早くすると回らない。これには困った。

それはそれで仕方ないのかとずっと思っていたのだけれど、今回Leslieの裏蓋を開けて、ゴミを取り除いたら、なんとなく高速回転も回るようになった。おそらく、完全に治ったわけではないので回転速度の切り替えにタイムラグがあるのだが、それでもずいぶんマシになった。回らなかったときは精神衛生上とても良くなかったのだが、ひとまず回るようになって、安心した。

良かった、良かった。あとは練習するのみである。

いつかは、この楽器で一曲ぐらいまともに弾けるようになりたいもんだな。

もう一つのハモンド Hammond 44 Hyper PRO-44HP

先日、仕事の関係で行った会社で、鍵盤ハーモニカのプロの演奏のビデオが流れていて、つい見入ってしまった。鍵盤ハーモニカのプロというのがいるということは、どこかで耳にしたことはあったけれども、実際に映像でその姿を見たのは初めてであった。

まず、その超絶技巧(循環呼吸とか)にも驚いたが、何よりも鍵盤ハーモニカの聴き慣れた音色であるにもかかわらず、その音色がカッコイイというのが驚きであった。

私は、鍵盤ハーモニカは小学校で触ったきり、ほとんど手にしたことはなかった。なんだかフニャフニャした音色があまり得意ではなかったし(むしろ苦手であったし)、鍵盤ハーモニカよりもカッコ良い楽器はこの世の中にたくさんあるので、そういう楽器にしか興味はなかった。そういえば、小学校の頃も鍵盤ハーモニカは苦手であった。なんだかカッコ悪い楽器だと思っていたのと、鍵盤に弱かったため敬遠していた。同級生に鍵盤楽器が上手いやつがいて、鍵盤楽器はそいつの得意分野として私はかかわらないでいたと言ったほうが正しいかもしれない。

また、小学校の学芸会で必ず劇ではなく器楽の方に回されて(私は小心者であったので劇は苦手であった)、吹きたくもない音楽を縦笛や、鍵盤ハーモニカで弾かされるのが嫌であった。たしか小学校六年生の時だったか、劇の最中に鍵盤ハーモニカを持って、ステップのようなものを踏みながら「茶色の小瓶」を吹かされた。あれなんぞは恥ずかしかった。鍵盤ハーモニカというクールでない楽器を持たされて、その下手な演奏を人前で得意になってやるというのが嫌であった。

そんなことだから、小学校を卒業してからはなるべく鍵盤ハーモニカに触れないようにしていた。学生時代に所属していたモダンジャズ研究会でピアノの友人が鍵盤ハーモニカを持ち出して吹いたりしていたが、なんだか間抜けなその音色が好きでなかった。

それで、40歳を超えた今、いきなり鍵盤ハーモニカに再会したのである。それも、今回は鍵盤ハーモニカがカッコイイのである。これには参った。鈴木のメロディオンである。しまいにはなんだか、メロディオンという響きもカッコよく聴こえてきた。それほどに、鍵盤ハーモニカのプロの演奏がカッコよかったのである。

それで、いてもたってもいられなくなり、早速購入した。

私は、弾けもしない楽器でも、カッコイイと思うとすぐに影響され欲しくなってしまうという悪い癖がある。一応自制心も働いていて、どうしても演奏できなさそうなものと、長続きしなそうなもの、とても高価なもの(グランドピアノは持っているが)については極力買わないようにはしている。それでも、今回の鍵盤ハーモニカはやはり抑えきれなかった。買ってしまった。

それも、Hammond 44 Hyper PRO-44HPという、ずいぶん高級機種を買ってしまった。このハモンドの鍵盤ハーモニカは、エレアコ鍵盤ハーモニカで、アンプにつなぐことができ、かつ44鍵というデラックス仕様である。すでに、生産終了となっており、今はHammond PRO-44HPv2という後継機種が出ているのだが、私は御茶ノ水のハーモニカのメッカ谷口楽器で展示品の最後の一台を購入した。現行機種のほうが、色々とアップデートはあるのだろうが、その辺はよく分からない。もしかすると、マイクのフィードバック等が抑えられたり、音色も変わっているのかもしれないが、そういうのはさしあたって必要なく、私は、44鍵の鍵盤ハーモニカというのが欲しかったのだ。

このハモンドの鍵盤ハーモニカは、鈴木楽器のメロディオンの工場で作られている。さすが、国産鍵盤ハーモニカの始祖 鈴木楽器、良いものを作る。

試しに、「思い出の夏」の楽譜を引っ張ってきて、拙いながらも両手を駆使し、音符を辿ってみた。息継ぎが大変で、全然曲としては成り立たないぐらいに下手ではあるが、なんとかメロディーを吹くことはできた。この「思い出の夏」がこの楽器の音色によく似合うのである。なんだか、切なく哀愁漂うメロディーが向いているらしい。

なんとも言えぬ楽しさがある!

これで、借り物のHammond B3と並べて、うちには2台目のハモンドがおさまった。

Chakiはやっぱりいいなぁ

これで、3台目のChakiになるけれど、Chakiってやっぱり良いなあ。

1967年製の Chaki P-1、0フレットなし、ハカランダ指板。からっからに乾いている音色が良いなあ。このころのロッドカバーは2点止めのベルシェイプだということを初めて知った。塗装のヤラレ具合も含めて、年季が入っていて迫力がある。

これといって何か強いキャラクターがあるギターというわけではないけれど、造りもきちんとしているし、ペグはしっかりしたクルーソンタイプが付いている。単なるギブソンコピーであるということを超えて、どこか頼りなく、それでいて貫禄があり、よくできている。

ギターって、不思議なもんで、こういう決して高級でないギターがどこか価値があるきがする。

末長く大事に使おう。

久しぶりにChaki P-100を弾いてみた

ピックギターという種類のギターをご存知でしょうか。アーチトップのアコースティックギターです。一般的にはピックアップが付いていないものを指すことが多いです。

このピックギターというのが私は好きで、Gibson L-50だとか、Chaki P-1、 Chaki P-100、Harmonyだとか、いろいろ手元にあるのですが、どれもそれほど高価ではないギターばかりです。そもそもあまり高いギターは、扱いが恐ろしくておいそれと持ち出せない。そういうギターはあまり買わないようにしております。弾けないギターを持っていても仕方ない。

昨夜、所有しているピックギターのうちでも、まあまあ高い方であるChaki P-100を久しぶりに引っ張り出してきて弾いてみました。このギターは、中古で13万何某かで購入し、そのあと5万円ぐらいかけてディアルモンドのピックアップを載せたものだから、結構高くついてしまいました。

それでも、音色はそれほど高級品の音色ではありません。見た目はそこそこ立派なのですが、やはりGibsonやらGuildの高級品に比べると、そういうツーンとした音色は出ません。むしろ、ドスン、ガラガラ、というような音色です。その音色のアラを取るために、ダダリオのフラットワウンドを張っているのですが、ダダリオのフラットワウンドはどうしてもボン線で音がくっきりしない。そこで、いっその事、ロトサウンドのフラットワウンドあたりに張り直そうかと考えております。

やすい音色だから悪いかというと、そういうわけでもなく、これはこれで使える音色です。ジャズなんかをやるにしても、上品なやつではなく、すこしイナタイ音楽に合っている、ブルースもよし、カントリーもまあまあよしといったところです。

なぜか、私はこのチャキというギターメーカーの楽器が好きで、見つけたら必ず弾いてみます。これはとても危険なことで、チャキのギターは10本中7本ぐらいはイマイチで、残りの3本のうちこれぞチャキというような個体が1本ぐらいの割合であります。これを見つけると、ついつい欲しくなってしまう。

世の中にChakiのギターがあまり流通していないからまだ助かっているものの、そうでなかったら、大変です。それほど、私は音の威力があるChakiに弱いのです。

チャキの値段は、有ってないようなもので、ある時は20万円以上したり、ある時は10万円ちょっとだったりでまちまちなのですが、だいたいが音色とか、機種のグレードとかではなくて個体の状態によって値段が付いています。だから綺麗なものは割高で、あまり状態が良くないのはそれほど高くない。

私の持っているP−100は中級機種ぐらいかですが、比較的綺麗な個体だったので本当はもっと良い値段になりそうなものですが、あんまりお店としても長く在庫したくなかったのでしょう。比較的安く買えました。

チャキのギターの造りはまちまちで、時として酷い造りのものもあるのは事実です。フレットの打ち方がガタガタなもの、ペグがひどく安物が付いているものも何度か見たことがあります。きっと、時代によってピックギターが流行ったり流行らなかったりして(いや、今までに流行ったことなんかないかな)その都度の景気によってパーツやつくり込みを変えていたのでしょう。指板材も、ハカランダのものがあったり、良いエボニーのものがあったりしますが、概ね中ぐらいのグレードから、もう少しやすいグレードの材料が使われております。

こう書くと、あまり良くなさそうに聞こえるかもしれませんが、どこか魅力のあるギターであることは確かです。

レコードのカートリッジを替えた

レコードを何枚も持っていて、時間を見つけて聴いているのだが、なかなかじっくりと聴く時間が作れないでいる。私のような歳の人間がレコードをじっくりと聴くほど時間が有り余っているというのも問題なのだろうが(私は今40代前半なので)、趣味は専ら音楽なのでできればゆっくりと音楽を聴きたいという気持ちはある。

家族には申し訳ないのだが、休みの日には一人ゆっくりと時間を過ごしていることが多いのだが、そういうときに限って音楽をかけようという気持ちがあまり沸いてこない。不思議なものである。むしろ、人が家に来ているときなど、無性にレコードを聴きたくなるのだ。

まあ、それはそれとして、レコードである。

私が学生の頃、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちでステレオのセットを買ったのだ。それから20年間で少しずつアンプやスピーカーをアップデイトしてきて、今は身分不相応かもしれないが、真空管アンプをJBLにつないで音楽を聴ける環境を手にいれた。それほど高いセットではないけれど、カントリー、ジャズ、ロック、クラシック少々を聴く分にはこれで十分である。

特に、Jazzを聴く人にはオーディオにお金をかける人が多くて、何百万円、ときには何千万円と音響設備にかけていたりする。そういう方々も羨ましくは思うけれど、私はどちらかというと音楽を気分良く聴ければそれで良いので、そこまでお金をかけようとは思っていない。むしろ、気軽に扱えて、そこそこ良い音質で聴けるいまのステレオセットに勝るものはないとすら思っている。

レコードのカートリッジは学生時代からずっとシュアーのM44Gを使っていたのだが、気がついたら生産終了になってしまっていた。生産終了になってしまってからは、ディスクユニオンオリジナルの、通称「ユニオン針」とか「赤針」というのに針だけ交換して使っていたのだが、先日ディスクユニオンに行ったところ、その赤針もなくなっていた。

それで、仕方なく、レコードのカートリッジを新調した。

極力お金はかけたくなかったのだが、せっかくだからそこそこの音質で聴きたいと思い、御茶ノ水のオーディオユニオンに行ってきた。その中で、丁度良い値段帯で、出力が大きく(音に迫力があって)、そこそこ音質も良いという評判のChudenのカートリッジを買ってきた。MG-3675というモデルである。

オーディオユニオンの人によると、丸針の方が元気な音はするらしいが、楕円針の方がきめ細さも持ち合わせているとのことであったので、一応クラシックも聴いたりする手前楕円針のMG-3675の方にした。

結果、今の所何の不満もない。音圧/迫力はM44Gと同じぐらいあるし、サ行が歪んだりしないので、むしろこっちの方がはじめっから普通に使えて良い気もする。

早速、先日購入したビルエバンスのワルツフォーデビーなんかを聴いてみたが、シンバルの音もきれいに出てくれるし、うちのステレオセットのパフォーマンス的には十分すぎるぐらいであった。

今はこのカートリッジで、バーニーケッセルのモントルーでのライブ盤を聴いているが、ギターの音が前に出てくる感じがして、ベースもしっかり鳴るし、悪くない。これで2万円しないぐらいで買えるので、レコード針としてはリーズナブルな方である。

ひとまず大満足である。