Pedal Steel Guitar、ペダルスチールギター、PSG!

ペダルスチールギターという楽器をご存知の方は日本にどのぐらいいるだろう。

かつて日本で、ハワイアンとカントリーが流行ったことがあると聞いたことがある方、その世代の人たちはよくご存知だろう。その世代の人たちはもう60代ぐらいになるのか、いや、もっとわかいのか、よく分からない。私は、流行とは関係なくカントリーミュージックが好きだから、中学時代からなぜかカントリーばかり聴いている。学生の頃一時期ジャズばかり聴いていた頃もあったけれど、今はもうその頃ほどジャズは聴かない。そもそもそれほど音楽を聴かない。悲しいもんである。

それでも、カントリーは今でも聴く。疲れないで聴いていられるから、朝からカントリーを聴いて出勤する。通勤電車でもカントリーばかり聴いている。歌謡曲やら、演歌を聴いていることもあるけれど、カントリーを聴いていることの方が比率としては断然多い。

カントリーはどうも日本では誤解されている節がある。いや、正確に言うと誤解ではないんだけれど、世の中で今カントリー音楽として広く知られているのは、カントリーミュージックのごく一部で、本当はもっと幅広いジャンルだと思う。ウェスタンスイングからはじまって、最近のロック寄りのカントリー、ジョンデンバーのようなフォーク寄りのカントリー、マンドリンやフィドルが入るカントリー、色々とある。あの、バンジョーがテンテケテケテケのブルーグラスとも混同されがちであるが、厳密には別の音楽である。ブルーグラスについては、また別の機会に。

それで、カントリーミュージックといえば欠かせない楽器がペダルスチールギターである。カントリーミュージックあるところには常にペダルスチールギターがある。ペダルスチールギターがないところにはカントリーミュージックはないと言っても過言ではない。

ペダルスチールギターは50年代の終わり頃に登場したのだろうか。詳しいことはわからないけれど、50年代までのカントリーミュージックに登場するスチールギターはほとんどがラップスチール(コンソールタイプであることが多い)である。チューニングを変えることができるチェンジャーがついたペダルスチールギターが一般的になったのは60年代ではないだろうか。詳しいことはわからないけれど、とにかく歴史は浅い楽器であることは確かだ。しかし、カントリーミュージックには、今となっては欠かせないがっきである。

そんなペダルスチールギター、日本ではほとんど情報が手に入らない。ペダルスチールギターについての雑誌などは存在しないし、国内でペダルスチールギターのプレーヤーは何人ぐらいいるんだろう?アマチュアも入れて1,000人いないぐらいではないだろうか。ペダルスチールギターを所有しているという人は結構いるのかもしれないけれど、弾けるという人は身の回りには、自分のバンドのメンバーしか知らない。教えているところも、全然ないんじゃないか。

そんなペダルスチールギターを近頃練習している。なんとか教則本が手に入ったので、それを使って覚えている。つい最近8ペダル・4ニーレバーのダブルネックを手に入れたので、やっと本格的に練習ができるようになった。それまでは、エモンズのシングルネックを持っていたが、ペダルはきちんと3ペダルだったのだけれど、ニーレバーが1本しかなかったので、色々と出せないコードがたくさんあった。4ニーになると、ずいぶん弾けるコードの幅も広がる。目下、全然使いこなせていない。A,BぺだるとEニーレバーしか使っていない。

いかんせん競技人口が少ないがっきなので、もっと他のプレーヤーとのつながりがほしい。奏法の指南を受けたい。目下、月に一度のバンドの練習の時に、リーダーが弾くのを見てなんとなく覚えている。ときどき質問をしたりして、なんとなくわかったようなわからないような気分になっているだけである。

かと言って、どこかに習いに行けるほど時間がない。楽器の練習をする時間すらほとんどないのに、いわんや習う時間はない。かつて、リーダーが会社の近くにいた頃に、もっと習っていればよかった。今になって後悔している。

ファゼイという国内唯一のペダルスチールギターのメーカーがThe Japan Steel Guitar Associationというのをやっているので、それの会員になろうかと思っているのだけれど、はたして私のような初心者でも入会させてくれるのだろうか?会報が年5回出ているというけれど、一体どんな内容の会報なんだろう?

何かご存知の方がいらっしゃったら、教えて下さい。