Myクーバツのパツラ

最近はステーホームやらなんやらで、運動不足になることが多い。

私は、スポーツを嗜まないので、もっぱら散歩か、腹筋をするぐらいしか体を動かしていないのだけれど、インナーマッスルを鍛えるのも必要なのではないかと思い、最近気まぐれにトランペットを吹いている。

もっとも、吹いている、と言っても一昨日から始めたのだが。トランペットというのは体のあらゆるところを使って吹くので、結構体力を消耗する。まあ、肺活量を中心にして、口の周りの筋肉を使うくらいなのだけれど、それでも、久しぶりに吹いてみると体力を使う。

トランペットは健康に良い。

健康に良いものが正義というわけでもないのだろうけれど、これがなかなか運動の代わりになってくれるので、帰宅してからこっそりと吹いている。こっそりと吹いても、かなり大きな音がしてしまうのがトランペットという楽器の悲しいところなのだけれど、できるだけ、近所迷惑にならない程度に、控えめに吹いていては、唇に負担がかかってすぐにばててしまう。だからと言って、大きな音で吹いていては、近所からすぐに苦情が来てしまうであろう。

困ったもんだ。

トランペットの困ったことのもう一つは、スランプが多いことである。トランペットを練習していると、すぐにスランプが来てしまう。これは、きっと体のどこかにアンバランスが生じ、そこばかりに負担がかかっているからであろうが、三日練習したら、必ずと言って良いほどスランプが訪れる。

スランプを解消する方法は色々とあるのだろうが、トランペットを吹く人は、なぜかその原因は楽器なのではないだろうかと考えてしまいがちだ。俺の体は健康なのに、思うように音が出ないのは、楽器がいけないからだ。という思考回路である。

これは、ラッパ吹き全てが全てそういうわけではないのだとは思うが、バンドやら、ジャムセッションやらでトランペット吹きが3人集まると、必ず楽器の話で盛り上がる。やれ、ここをこう変えたら吹きやすくなった、バテづらくなった。やれこの楽器を試したら、ハイノートが出るようになっただのと演奏も忘れて話し込んでしまう。

これは、サックス吹きもそうなのかと思っていたが、どうやらラッパ吹きの方がそういう傾向が大いにあるようだ。(統計をとったわけではないが)

そこで、私も1年ほど前にトランペット本体を買い替えたという実績がある。

1年ほど前に、久しぶりに楽器を吹いてみたら、ちっとも音が出なかったのだ。困った。困ったので、すぐに楽器を買いに行った。ヴィンセント・バックの楽器である。

帰ってきて、吹いてみたら、するすると音が出た。

これだから、楽器というものは、困るのである。これで、買ってきてやっぱり音が出なかった、というのであれば、やっぱり悪いのは自分かということで落ち着く。ところがトランペットについては、バックにしてみたところ、音がきちんと鳴るようになったのだ。

今考えてみると。これは、まったく楽器の影響ではないというわけでなく、確かにバックの楽器は吹いた際の独特の抵抗感のおかげで吹きやすいのだけれど、まあ、気分の方が大きい。気分9割9分といったところだ。

けれど、さすがはトランペットの名器、ヴィンセント・バックである。これさえ吹いていたら間違いない。音も、悪いわけがないし(もし悪いのであれば、吹いている自分が悪い)、音程も良い(もし悪ければ、吹いている自分が悪い)。

ああ、どうして私は始めっからバックのトランペットを買わなかったのだろう。

今年も晴れてJapan Steel Guitar Association会員で居られる

日本国内では唯一のペダルスチールギターのメーカー、ファゼイ・ペダルスチールギター・プロダクツ。私も一台ファゼイのペダルスチールギターを所有しており、メインで練習しているのはファゼイの楽器だ。メインとはいっても、ろくに弾けないのだけれど。

ファゼイは藤井三雄さんというペダルスチールギター奏者が経営し、ご自身で設計製作を行っている。日本で唯一のペダルスチールギター製作者だ。私も、何度か工場兼オフィスにお邪魔して、ペダルスチールギターを修理・調整してもらった。藤井さんの楽器は壊れずらくて、弾きやすくて良い楽器だ。

舶来品の楽器も持ってはいるのだけれど、どうしてもアメリカの人は足が長いから、そのままでは楽器の脚も長すぎて、靴やスリッパを履かないと練習ができない。その点、ファゼイの楽器は日本人の足の長さに合わせて約1インチぐらい脚が短いので素足でも練習ができる。

もっとも、もしスタジオに持ち出して練習したり、万が一ステージで弾くようなことになったらそれは素足ではなく靴を履いて演奏するわけだから必ずしも脚が短い必要はないのかもしれないけれど、自宅で練習する分にはファゼイが一番ちょうど良い。そういうわけで、主にファゼイで練習している。

以前にも書いたかもしれないが、ペダルスチールギターというのは、ものすごく難しい楽器で、所有して5年以上が経つが、ほとんど上達していない。そして、ものすごく競技人口が少ないので、教則本の類も国内ではほぼ流通していない。仕方がないので洋書を買って練習するしかない。

E9チューニングであれば、まあ、それほど複雑なことさえしなければある程度は弾けるようになるのだけれど、C6チューニングに至っては、私はチンプンカンプンだ。けれども、なぜかE9とC6のダブルネックの楽器を持っている。いざという時は、ダブルネックの方が都合が良い(らしい)。

そんな私たち、ペダルスチールギターを志す者たちの強い味方がいる。Japan Steel Guitar Associationだ。

ここに入れば、年に数回会報が送られてくる。その会報に、スチールギターの楽譜が載っているのだ。しかも、TAB譜つき(年度末にCDも送られてくる)。

このTAB譜を頼りに、スチールギターをせっせと練習していれば、そのうち弾けるようになるはず。今までわからなかったカントリーのスタンダードも弾けるようになるはず。なのだが、なかなか練習できていない。

しかし、ここで挫折しないためにも、なんとか苦しい中で年会費を納め、今年も晴れてJapan Steel Guitar Associationの会員になった。そして、本日、会員証が届いた。

このJapan Steel Guitar Association、一体何人ぐらい会員いるんだろう。若手のペダルスチールギター奏者も会員なのだろうか?などと、いろいろな疑問はあるが、とにかくなんでも良いからこの会は続けて欲しい。

藤井さん。Japan Steel Guitar Associationの皆様。いつも大変御世話になっております。日本から、ペダルスチールギターの文化の火を絶やさないように、なんとか練習して弾けるようになります!!

今年こそ、なにか一曲、しっかりと弾けるようになるぞ。

なかなかできぬダイエット

コロナ禍で、運動不足気味になっており、体重は上昇の一途をたどっている。私としては不本意なのだが、体は言うことを聞かず、どんどん太っていく。すでに不惑を過ぎ、痩せた体型をキープすることは、とても困難になりつつある。どれぐらい困難かというと、 Gee Bee Racerの操縦桿を握るよりも難しい。

それでも、痩せたい。いや、痩せなければいけない理由がある。

その理由とは、着れる服がどんどんなくなっていくのである。夏の初めに、大きめのサイズのズボンを購入し、履いているのだが、来る秋冬のシーズンのクローゼットを開けたところ、時すでに遅し、ウエストが入らないのである。

これは、困った。緊急事態である。まさか、このまま秋に突入して、着ることのできる服(ズボン)がなく、下半身裸で会社に行くわけにはいかない。そんなことしてしまったら、ヘンタイである。それはいかん。それだけはいかん。

そうは言ったものの、食べる量を控えるとか、そういうことが簡単にできないのが人間の体の恐ろしさ。いくら痩せようとしても、お腹は勝手に空くのである。常に小腹は減り続け、とくに就寝前は腹が減り、常にパクパク食べていたいくらいである。

こういう時は、チアシードとか、こんにゃくなんかを食べてお腹を紛らわせれば良いのかもしれないが、そう簡単にいかないのが人間というものである。お腹は一杯になったとしても、頭(脳)が腹をすかすのである。

致し方ない。もうしょうがない。だから、一昨日から腹筋を始めた。

普通、腹筋といえば最低30回、多い人は100回とかやるらしいのであるが、そんなに簡単に腹筋30回できるような体であれば、今こんなことは言っていない。腹筋はできてせいぜい、15回。精一杯頑張って20回が関の山である。

それでも、やる。

やるとやらないのでは違うのである。今腹筋をしなければ、10月の衣替え以降、着て行く服がない。

世紀の名シンガー、Michael Bubleだってかつては太めだったけれど、痩せたではないか。痩せて、ブリオーニをカッコ良く着れるようになったではないか。彼は、歌うたいだから、太っているのも仕事の一部のようなところなのに、痩せたではないか。

いわんや、私などは、太っているのは仕事ではない。いや、むしろ太っていない方が裸で職場に行く羽目にならないので、痩せているのが仕事の一部のようなもんだ。

痩せなきゃ。