私は、レスポールというギタリストが好きで、アルバムも何枚か持っている。レスポールとは、あのギブソンのレスポールのレスポール氏である。
レスポール・レコーディングというモデルがあって、復刻版のそれを一台持っている。本当は70年代のやつが良いのかもしれないけれど、いかんせん70年代のレスポール・レコーディングに状態の良いやつは少ない。だから、復刻版を持っている。
復刻版の良いところは、通常のギターとして全ての音が使えるところだ。もちろんローインピーダンスのアウトプットも付いているのだけれど、そっちは使わない。もっぱらレギュラーのアウトプットを使っている。
一度、このギターをバンドの練習に持って行ったことがある。スタジオのJCにつなげたのだが、なかなか思うような音作りができなくて苦戦した。まあ、それまでテレキャスターばかり使っていたから、仕方あるまい。音の太さが全然違うのだから。
レスポール・レコーディングは音は太いのだが、なんとなくボワっとしていて、締まりがない音になりがちなギターである。あのレスポールさんの出すような、艶やかな音は、どうやって作っているのだろう。あの音が欲しくてこのギターを持っているのだけれど、なかなかああはいかない。
そもそも、この復刻版のピックアップはオリジナルのそれとは大きく異なっている。と、聞いたことがある。オリジナルを解体したことがないからわからないのだけれど、ギブソンが復刻版を作った際にまさかピックアップまで復刻したとは思えない。それでも、見た目が似ていて、このやたらと多いコントロールが好きで、持っている。
それと、このモデルは、通常のレスポールに比べてボディーが少し大きめなのも良い。サスティーンが長く、弾きやすい。
バンドの練習に持って行った際に、メンバーから、
何?今日はレコーディングするの?
と聞かれ、ああ、この人はギターのことよくわかってらっしゃる方なんだなぁと妙に感心したのを覚えている。ギター好きが一目おく機材。レスポール・レコーディング。
こちら北九州市は雪が降っています。
全国的に雪らしいですが、
そちらはいかがですか?
これで、気温が下がると凍結が心配。
タイヤチェーンをいつでも着けられるように、
その準備だけはしています。
明日も明後日も続くようだし。
ところで、
レスポールのこのモデルもかっこいいですね。
以前、僕は70年代をまんま10歳代で過ごしたことを書かせていただきました。
この時代、スイッチ類がいっぱいついているギターが流行りました。
おそらく、その火付け役的な存在(その登場自体が、なんかすごかったけれど)、
アレンビックだったのでしょうか。うん、そうだったと思う。
スルーネック(BCリッチもスルーネックだったなぁ~)でボディーシェイプ自体も独特でした。
有名ギタリストやベーシストがアレンビックを使ったりして
国内メーカーもそれに似たモデルをずいぶん発表していました。
このレスポール・レコーディングもコピーモデルがありましたね。
例によって、僕自身は未体験。
でも、「どんな音なのかな?」、
「あのレス・ポールさんの、あの音が出せるのかな?」と
高校生だった僕は思ったのでした。
同級生のお兄さんが持っていたのはグレコ?だったかのコピー。
ボルトオン・ネックだったような気がするのですが、
はっきり思い出せない。
このお兄さん、ジョージ・ベンスンさんのファンでコピーもしてた。
んっ、あれ、高校時代だったよな? 自信がなくなってきたなぁ。
そのギター、見ただけです。
「弾かせて欲しい」とはなんとなく言いにくかった。
仲良くしてもらっていたのに。
音はどんなだったのでしょうかね、本物と似てたのかな?。
それにしても、不思議。
そちらは東京でしたよね。
インターネットで画像を見せてもらって、
その瞬間、僕の頭の中は高校時代。
ほんとうに瞬間で!
短いけれど、いい時間を過ごせる。
いまどき、ネット自体は珍しくないけれど、
わかってはいても感心してしまう。
斜めに降る雪を観ながら。