Hammond organの動作音が静かになった。

昨日、自宅にハモンドオルガンを搬入したのだが、電源を入れるたびにモーターの音がブンブンうるさくてどうも気になっていた。

ハモンドオルガンというのは、このぐらい雑音がするものなのかと諦めていたが、聞いているとその雑音がどんどん大きくなっているような気がして(気持ちの問題なのだろうけれど)気になっていた。どうも、カタカタがしていた。

カタカタの原因はわからないのだけれど、インターネットで調べると、同じような悩みを抱えている人がいて、やれ、モーターの不具合だとか、やれスタートモーターが壊れているだとか色々と書かれていた。

モーターが壊れてしまっていてはどうしようもないので、これは諦めるしかないかと思っていたのだけれど、まだ望みは捨てないでいた。

幾つかの記事を読んでいるうちに。油をさしたら治ったという記事があったので、これはいっちょもう一度油をさしてみるべか、と思い立ち、ハモンドを移動して油をさし直した。昨日から3回か4回は油をさしている。その度にハモンドを移動するのだけれど、これがなかなか大変なのだ。

Hammond B3は200キロぐらいある。その巨体を動かすのは並大抵のことではない。まず、レスリースピーカーをどかせる。これが60キロぐらいあるので、うまいこと動かさないと、壊れてしまうのだが、持ち手のようなものが付いていない。レスリーは、据え置きで使うようにできているのだろう。持つところのような便利なものは一切ついていない。だから、できるだけ床に傷がつかないようにゆっくり動かすのだ。

レスリーが移動できたら次はハモンドを動かす。隣においてあるアップライトピアノに傷がつかないように、ぶつけないように動かさなくてはいけない。200キロの楽器を一人で引っ張ったり押したりするのはこれがまた大変。

なんとか動かすことができて、ハモンドのオイルを注入した。

いかんせん、10年以上オイルをさしていなかったものだ。普通なら1ozぐらいさせばいいと書いてあるのだけれど、ちょっと多めにさしておいた。昨日までは1ozずつさしたところに、今日はさらに半オンスさした。モーターのベアリングにつながっているところに重点的にさした。すると不思議なことに、少し動作音が静かになった。

良かった。

とりあえず、ハモンドでは一曲も弾けないのだけれど、ちゃんと動作するようになったのだから嬉しい。このハモンドは借り物なのであんまり無茶なことはできないのだけれど、オイルを注すぐらいはやってあげないと壊れてしまっては大変だ。とにかくインターネットに書いてあった通り、オイルをさして良かった。

Hammond B3がやってきた

入るかどうか、が入ってきたところで置き場所があるのかないのか、心配していたHammond B3とLeslie122RVがなんとか部屋に収まった。

ハモンドについては、あらかじめどこに置こうか考えていたのだけれど、レスリースピーカーについては、事前に考える余裕がなく、運送屋さんに、どこに置きますか、と言われても、はて、どこに置こうかと考えてしまう始末。

それでも、なんとか場所を作って、部屋に入れた。

Hammond B3の電源を入れると、常にモーターの駆動音がかなり聞こえるのだけれど、果たしてこれでいいものなのか。油をさせるところにはさせるだけ油をさしたのだけれど、果たしてこれで良かったのか。

ちっともわからないけれど、とりあえず音は出た。気になっていたサイクルチェンジャーは付いていなかったけれど、何やらモーターが替えられていて、なんとかA440は出ているようだ。

まだ、何も弾ける曲がないのだけれど、さて、これから何を練習しようか。