やめてしまいたいことだらけ

このブログには、ずっと正直な言葉を書いてこなかった気がする。

誰に遠慮しているのか。私の近親者もこのブログを読んでいるからなのか、はたまた、このブログにテーマのようなものを作ってしまったためなのか。もしくは、そもそもこのブログにはテーマがないためなのか。

どうも、綺麗事ばかりを並べてしまい、全く自由に書けなくなってしまった。それは、自分に娘ができたためなのか。綺麗事以外のことをさらけ出したところに、やっとものを書くことの意味があるような気がする。

私は、美しいことを書きたいわけではなく、真実を書きたい。それが、誰かを傷つけているとしても、実感を書きたい。本当に生きている自分を書きたい。誰にとっても心地よい文章なんてもんは書きたいとは思わない。

そう思って、10年ほど前に別のブログを書いていたのだけれども、こっちのブログでは綺麗事ばかりをばかりを書いてきた。だから、自分で読んでいても全くつまらないことばかりを書いてきた。ラジオ体操のように健全で、だれにも刺さらない文章ばかりを書いてきた。

もう、そんなことは終わりにしたい。これからは自分の書きたいことを書いていきたい

と、言ってみたものの、書くべきことがないのだ。

昨年の夏を過ぎたあたりからか、いや、もうずっと前からだろうか、私の心には何も残らなくなってしまった。

本を読む習慣をやめてしまったせいかもしれない。酒を飲む習慣をやめたせいかもしれない。薬が変わったせいかもしれない。なぜなのかはわからないが、とにかく私の心に穴があいてしまって、もう何も蓄積されなくなってしまった。

かつて私は、もっとおおらかに人を愛することができる人間だった気もする。気のせいだけかもしれないけれど、このところ数年間、私にはほとんど感情というものがない。何かに打ち込んだり、何かに心を奪われたり、そういう感情をどこかに捨ててしまっていたのかもしれない。

自信を失い、情熱を失い、好きだった仕事も失った。

今の生活も決して嫌なわけではないけれど、黙っているだけでは何も生きている実感がない。駄文を書くことにも面白さを感じなくなってしまった。かつてはあんなに本を読んだり、文章を書くことが好きだったのに。

今の仕事はそこそこ情熱をもってやっている。少なくともそのつもりではあるけれども、ここにいるべきなのかと常に自問自答をする毎日。

ひとまず、一度立ち止まり、

本を読み、

酒を飲み、

今の薬を飲むのをやめてしまいたい。

 

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